ポップスになったクラシック音楽

クラシック音楽が以外に編曲されてポップスになっているのを
ご存知ですか?

最近日本でも、平原綾香の「Jupiter」これはホルストという作曲家の組曲「惑星」の中でも一番有名な「木星」の主旋律に日本語の歌詞を付けたものです。メロディがダイレクト過ぎてあまり良い編曲とは思えませんが、海外作品には原曲の良さを活かして別物のように見事に仕上げた作品がたくさんあります。

今思いつくままに、ポップスになったクラシック音楽をいくつか挙げてみます。

まず有名なところでは、ベートーベンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」の有名な第2楽章の美しいカンタービレですが、これまた有名なビリー・ジョエル氏が「This Night」というタイトルでカヴァーしていますね。

次にこれまたベートーベンのピアノ小品の「エリーゼのために」美しい小品ですが、あまりにポピュラーになりすぎてちょっと手垢のついた曲というイメージがします。ただ、ピアノ作品としては完成度の高い素晴らしい作品だと思います。

原曲の話になってしまいますが、ポップスでいうところのサビの部分、いわゆる展開部などは不協和音の使い方が絶妙でさすがベートーベン先生という感じがします。最初はカテリーナ・バレンテという歌手が歌い、日本ではザ・ピーナッツが「情熱の花」という曲名で歌い大ヒットしました。変ったところではメキシコの「トリオ・ロス・パンチョス」も歌っています。

次は、えーと、ボロディンの歌劇『イーゴリ公』より「ダッタン人の踊り」これは「ストレンジャー・イン・パラダイス」という曲になって、トニー・ベネットの歌が有名ですが、「キスメット」というミュージカルで編曲して歌われたのが最初です。そういえば、ベンチャーズもインストルメンタルで演奏していましたね。

次は、ポンキエッリ 歌劇『ジョコンダ』より「時の踊り」これは、「レモンのキッス」(原題は Like I Do)という曲になり、最初ナンシー・シナトラが歌ってヒットしました。そうそうあの大歌手のフランク・シナトラの娘さんですね。とてもチャーミングな声の持ち主です。日本ではザ・ピーナッツが、カヴァーしました。

話は飛びますが、ナンシーといえば、日本でもヒットした「恋のひとこと」という曲。お父さんのフランク・シナトラとのデュエットなんですが、これがとても上手い。主旋律をお父さんのシナトラが歌って、低いパートをナンシーが歌っています。実際には女声なのでオクターブ上げて低いパートを歌っています。歌の上手さはやはり親譲りでしょうか。

最近日本でも大滝詠一と竹内まりやのカヴァーが出ましたが、正直本家の魅力には全然及ばないという感じです。

最後はやはり御大J・S・バッハです。
「アンナマグダレーナのピアノ小品集」の中からメヌエット。こちらは「Lovers Concert」という題名になりサラ・ボーンの歌で大ヒットしました。ジャズの世界では知る人ぞ知るという大歌手のサラでしたが、この曲のヒットでポップスシーンでも有名になりましたね。

この「Lovers Concert」原曲とはかなり違うものになっています。このあたりの編曲はやはり海外のアレンジャーは上手いです。ロマン派の曲と違ってバッハの曲は感情的な色付けが無く純音楽的な要素が強いから、料理しやすいということもあるんですけどね。

バッハの原曲とサラの歌、聴き比べてみてください。

まだまだ沢山ありそうですが、今私が思いついたのはこのあたりです。

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