ジョージ・シアリング

先月、2月14日にジャズピアニストで、作・編曲家でもあった
ジョージ・シアリング氏が亡くなられた。
享年92歳。長生きですね。

略歴など私が書かなくてもネットを調べれば続々と記事が出てくるので
省略しますが、彼を有名にしていた要素のひとつに盲目であるということが
しばしば書かれます。紹介する時も「盲目のジャズピアニスト」という
書き方が多かったような気がします。盲目だからハンデがあるという観点から
こう書かれることが多いのでしょうが、音楽をすることについてだけ言えば、
盲目ということはそうハンデにはならない気がします。

むしろ、健常人よりも研ぎ澄まされた感覚が、より良い音楽を生み出す
要因であるということも言えそうです。

イギリス生まれの彼がアメリカへ渡り、独特のシアリングサウンドを作り上げ
シアリングの音楽を愛する人が沢山増えました。その音楽的功績からイギリス
王室からサーの称号も授与されています。

あの独特のサウンドは、今聴いてもとても新鮮に聞こえます。
ピアノとヴィブラフォンがユニゾンでテーマのメロディを演奏する
サウンドはとても軽妙でオシャレです。

またシアリングは、音楽のジャンルにこだわらなかった人で自分の音楽にも
クラシックの曲を取りいれたり、このあたり管理人はとても好きですね。
クラシック曲の演奏にもなかなかのものがあったようです。
シアリングと共演した日本人指揮者が、シアリングと共演した時
オーケストラともども総毛だったというエピソードを聞いたことがあります。

このようにジャンルを越えて素晴らしい音楽を作ってきた
シアリングですが、当時はバリバリのジャズの全盛時。
日本でもシアリングが入ってきた頃、その都会的なオシャレなサウンドに
対して、こんなのジャズじゃないという人が結構いたようです。

ジャズリスナーのこういう偏狭さが、一般の人をジャズという素晴らしい音楽
から遠ざけている要因のひとつかな・・・なんて思います。

何はともあれシアリングの素晴らしい音楽を聴いてください。
曲はシアリング作曲の名作「Lullaby Of Birdland」です。

ご冥福をお祈りします。

関連する記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です