モーツァルト

モーツァルトといえば、クラシック音楽に興味のない人でも名前くらいは聞いたことがあると思います。そう、西洋音楽史に燦然と輝く天才作曲家ですね。彼の天才性は数々のエピソードで語られているので省略しますが、一般に彼の音楽のイメージ は明るく、天上的な天真爛漫さをたたえた音楽という認識だと思います。よく胎教や音楽療法などでも使われているようです。

「モーツァルトの音楽は疾走する哀しみである」と言ったのは、高名な評論家の小林秀雄氏ですが、まさに言い得て妙という感じです。

音楽という芸術はちょっと特殊な知覚体験をさせてくれます。時間の流れとともに発現して 、時間的に消滅していく芸術って音楽だけなのです。 ちょっと意味がわかりにくいかもしれませんが、音楽は音が出るつぎの瞬間にはその音は消えています。長い連続音の場合も同じです。連続音→連続音→連続音→連続音→・・・・・と続いても、刻 一刻と耳に残る音は消滅してゆきます。

こんなおかしなことを考えるのは私だけなのかとも思いますが、以前から不思議に思っていたことです。音楽とは時間の流れを介在しないとありえないもの・・・・・です。 もっとも映画や演劇なども時間の流れとともにストーリーが進みますが、主体となる人や物は 常に画面上、舞台上に存在します。しかし、音楽はどんなジャンルのものでも今耳に聞こえている音は次々に消滅していきます。しかもその生成と消滅の繰り返し(メロディー、リズム)や音の合成や重なり(和声)に様々な音色、色々な楽器の音や人の声によって再現され「良い音楽だなぁ」と我々を感動させてくれるのですから、音楽というのは不思議なものです。

モーツァルトの音楽に戻りますが、明るさと軽やかさが特徴の彼の音楽。 これはほとんどがメジャー(長調)の曲の場合。彼のマイナー(短調の曲)は彼の本質的な情念のようなものが感じられて、素晴らしいものが多いです。

管理人の大好きなモーツァルトの1曲

「ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466」

管理人はアルフレッド・ブレンデルという今では老大家のピアニストの若い頃の演奏が好きです。

ウィーン

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