チック・コリアとキース・ジャレットの弾くモーツァルト

最近ではジャンルを超えて、自分がメインでやっている音楽と
違う音楽をプレイする演奏家が増えています。

現代のジャズ界を代表する二人のピアニスト、チック・コリアと
キース・ジャレットもその先駆者と言えるでしょう。
この二人以外には本格的に演奏会などでマジにクラシックの曲を
演奏するピアニストはいなかったような気がします。

かのビル・エヴァンスなども大学ではクラシックピアノを学んでいて
ジャズの道に進むかクラシックの道に進むか悩むほどの腕前なので、
クラシックを弾かせても人前で演奏できるテクニックはあったと
思われますが、ビルは公のコンサートなどでクラシックを弾くことは
ありませんでした。ただ、プライベートではバッハや
モーツァルトはよく弾いていたようです。

チックもキースもなぜクラシックを本格的に演奏し始めたのかは
よくわかりませんが、彼ら自身の中で何かジャズだけでは自分の
音楽世界が表現できないと思ったのか・・・・・
まあ、多分弾きたくなっただけだと思いますが(~o~)
理由付けは後からいくらでも考えられます。
ジャズばかりやっていて、ふとクラシックもマジでやってみたら、
「お、これも中々良いじゃん」多分こんなノリなのではないかと思います。
(管理人の勝手な想像ですので記憶されませんように(~o~))

それで、これだけの演奏をしてしまうのですから、
彼らのピアノ演奏の技術も音楽性もすごいものだなぁ~と
改めて感心してしまいます。

以前、海外のオケに入って活躍している、日本人のある演奏家が、
たまたまキースの弾くバルトークのピアノ協奏曲を聴いたことがあって、
あの難曲をあれだけ弾けるとは、と感嘆したとのコメントを見たことが
ありますが、その言葉の裏には「ジャズピアニストにもあんなに弾ける人が
いるんだ」というある種の驚きがあって、ジャズピアニストに本格的な
クラシック曲が弾ける人などいないと思っている人も多くいるような
気がします。これはプロの演奏家の世界より、クラシック音楽偏重の
古いクラシックファンに多いのではないかと思います。

そんな垣根を破って、当たり前のようにクラシックを弾いてしまう、
チックとキースのおかげで、クラシックファンがジャズを
聴くようになったり、ジャズしか聴かないという人がクラシックも
聴いて楽しんでくれるようになれば、素晴らしいことだと思います。
楽しめるものはたくさんあったほうが良いですもんね。

では、さっそくチックとキースの演奏を、
なんとうまい具合に二人の競演ライブ
がありました。

曲はモーツァルトの
【2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K365】から第3楽章です。
オケは東京フィルハーモニーです。明るく軽妙なこの曲をすごく
楽しそうに演奏していますね。貴重なリハーサルの映像も入っています。

(余談ですが、キースがバッハのプレリュードとフーガを弾いている
動画を見ましたが、クラシックではキースはあまりうなり声を
出さないみたいで管理人は良いなぁ~・・・?と思います)

新聞で知った情報ですが、ニューヨークに居を構え
世界的にご活躍されているジャズピアニストの「小曽根真」さんが、
この7月の5日と6日にやはり東京フィルハーモニーと競演、
モーツァルトのピアノ協奏曲第27番を演奏されるそうです。
27番のコンチェルトはモーツァルトのピアノ協奏曲の中では
音楽的にもテクニック的にもなかなかの難曲、聴きには行けませんが、
どのような演奏をされるのか楽しみですね。

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