英語の歌詞と日本語の歌詞

日本語の歌詞と英語の歌詞の違いって?・・・そりゃ、言語が違うんだから違うのあたり前、と言われそうですが、管理人が言いたいのはそういうことではなく、日本語の歌と英語の歌の決定的な違いは
日本語の歌と言うのは1音符に1母音、対して英語の歌は1音符にひとつの単語が付いています。

例えばよく知られている曲を例にとると「Love Me Tender」という曲がありますよね。この曲最初の2小節に4分音符が6つ、2分音符がひとつ、合計7つの音符が存在しています。ここに英語の歌詞では、Love me tender love me sweet と6つの単語が存在します。tenderは2音符にまたがっていますが、ほぼ1音符に1単語が付いています。

これを、日本語の訳詩(歌える訳詩です。詩の正確な意味を訳した本来の訳詩とは違います)が付けられると、たいていは1音符に1母音が付きます。もちろん例外はあります。これが、なんというか英語圏の曲を日本語の訳詩を付けて歌うと間が抜けて聴こえてしまう原因です。
(そんなことはない、私は間が抜けて聴こえない、という人はそれはそれで良いと思います。)
本来の曲の良さが死んでしまううえ、歌詞も日本語で歌うということを前提としない本来の詩の意味を充分に伝えることもできないような気がします。

オリジナルは英語の語感や発音なども含めて、聴こえてくる音楽の要素となっているので、全然違う雰囲気になってしまうのですね。英語には伝統的に韻を踏むという、音楽的な言葉遊びの要素もあって、ポピュラーソングの歌詞にも結構出てきます。こういう諸々のことがあるので、管理人は英語に限らず外国の曲に日本語の歌詞を付けて歌うということは、あまり好きではありません。日本語の訳詩も良く、曲にも馴染んでいるものもありますが、これはもうオリジナルとは別の曲と言ったほうが良いかもしれません。

但し、日本で作られた曲で初めから日本語の歌詞が付いている曲は別です。あたりまえですが、これは日本の曲。日本語の語感も含めて曲が成り立っているわけですから、曲の良さも、日本語の歌詞の良さも充分に伝わります。

この日本語の曲に英語的な語感を取り入れようとしたのが、サザン・オールスターズの桑田圭祐氏。
彼の曲は結構字余り的に聴こえるものがありますよね。最近のものはちょっと良い意味でまともになってきていますが、彼の曲はそういう意味でもちょっと面白いものが多いです。

今日は歌詞の話なので、曲の貼り付けはどうしようかと思いましたが、最初に引用させていただいた、エルヴィス・プレスリーの「Love Me Tender」を貼り付けておきます。

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