楽器を演奏する楽しさ

楽器を弾く、管楽器などは楽器を吹くになるかな。全て楽器に当てはめようとすれば「楽器を演奏する」ですね。今日はその楽器を演奏する楽しさについて語ってみようと思います。

管理人、自分で触ったことのある楽器は、ピアノとギターそれにフルート(これは全然ダメだった)というよりなぜか好きになれなかったということがあります。あと、小学校から中学校まではリコーダー。実は管理人小学生~中学校までこのリコーダーの名手?でして(笑)、笑ってはいけません、本当です。小学校高学年の頃は、楽譜があれば、もちろん小学校の教科書に出てくるようなレベルの曲ですが、ほとんど初見で吹くことができました。

小学校5年生くらいの時だったかなぁ、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」の楽譜がなぜか手元にあって、これをリコーダーで吹くという無謀なことをしていたら、隣の家の大学生のお姉さんが、「〇〇ちゃんちょっとおいで」と言われて、そのお姉さんの部屋へ。当時その隣家の方にはとても良くしてもらっていて、そこのおばちゃん(お姉さんのお母さん)にはよくおやつなどももらっていました。家族ぐるみでお付き合いしていたということですね。そういえばそこの家にはお兄さん二人にお姉さん二人の4人も子供がいたんですね。皆良い人たちばかりでした。昔はこういう良い近所づきあいがあったような気がします。

ちょっと話がそれましたが、私を呼んでくれたのは上のお姉さん。R子さんという名前でした。で、そのお姉さんの部屋へ行くとステレオのようなものがあり、「〇〇ちゃんが吹いていたのはこの曲よね」と言って、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」を聴かせてくれました。その時そのお姉さんが出してくれた美味しいお菓子と「〇〇ちゃん、笛上手いね」と、私の吹く笛を褒めてくれた言葉が、今となっては遠い昔の甘い思い出です。でも、そのことがきっかけで益々笛を吹くのが楽しくなったのです。

その後、小学校の卒業式の日に音楽の先生をさしおいて(言葉が良くないですが)美術の男の先生が蛍の光や仰げば尊しを、ピアノで伴奏をしてくれたのです。これを聴いてピアノって良いなと思いましたが、私が住んでいた場所は、神奈川県でも経済的に余裕のある人たちが多く住んでいる場所、それでも当時ピアノを習える子なんて、本当にごく少数の恵まれた家庭の子でした。なので、到底ピアノを弾くなどというのは夢のまた夢と思えました。

その後中学生になりビートルズにハマってとりあえず安く買える楽器ということでギターを手にしましたが、もちろん自己流です。その後もバンドを組んだりしてギターはなんとなくやっていましたが、ジャズスクールに通った時もとりあえず多少は弾けるギターを自分の楽器にしたんですが、やっぱりピアノのことがどこかにあったんでしょうね。ビル・エヴァンスというピアニストのピアノを聴いて、「ああ、やっぱりピアノが良い!」

でも、ピアノでジャズをやるなんて、この歳までほとんど弾いたことのない楽器でやるなんてまず無理・・・だと思い、、一旦ギターは放棄して、「趣味でいいや」と自分を納得させ、とうとうピアノを習うことに。21歳の時です。ピアノもその時に買いました。バイエルは退屈でしたが、その後は自分の好きな曲で弾けそうな曲を自己流でどんどん練習しました。当時弾けた曲はバッハのインベンションが数曲、フランス組曲の中のアルマンド、ショパンの易しいワルツとかop.9-2の有名なノクターンとか、スカルラッティのソナタとか、シューマンの子供の情景の中の数曲とか結構弾けるようになりました。今はちょっと事情があってピアノも休止していますが、また弾きたいなと思っています(※)。今度は本格的にジャズピアノにも挑戦!などと夢は大きく膨らんでいます。

(※最近またピアノを始めました。やっぱり楽しいですね)

楽器を演奏するというのは、本当に楽しいですよ。アマチュアですから下手でも良いんです。自分の好きな楽器を弾いて見てください。最近は大人になってからピアノを弾く人もずいぶん増えています。ピアノは音が大きいので、共同住宅などでは思い切り弾けませんが、最近ではデジタルピアノも、タッチも音色もすごく良くなっていますし、デジタルピアノならヘッドフォンでも練習できますから、ぐっと身近な楽器になったような気がします。楽器を自分で演奏するようになると聴く耳も良くなりますよ。

今日は管理人の思い出話やら、楽器遍歴の長い話になってしまいましたが、最後まで読んでくれた方には感謝いたします。

管理人が感銘を受けたホロヴィッツの「ドメニコ・スカルラッティのソナタL.23」です。
良いですね、ホロヴィッツ、今はこんな貴重な映像が簡単に見ることができるなんて、すごいことですね。

アランフェス協奏曲

数少ないギターのために書かれた本格的な協奏曲。作曲者はスペインのホアキン・ロドリーゴ。この人の代表作です。曲は3楽章から成り、特に第2楽章の哀愁のあるメロディーは有名です。ギターという楽器はかなり表現力のある楽器なのですが、いかんせん音量が無い。ゆえにジャズやロックの世界ではピックアップ(楽器の弦の真下に付いているマイク)で音を拾い、これをアンプで増幅するいわゆるエレクトリックギターが一般的になっています。

但し、クラシックの場合は、生音重視のためそのまま演奏されることが多いですが、オケの音量に気を使ったりしてかなり大変なようです。管理人が思うにクラシックだからといって生のギターにこだわらずに、マイクで増幅するなり、ジャズで使うようなピックアップ付きのフルアコースティックギターを使用すれば良いと思いますが、このあたりが悪く言えば、クラシック音楽の世界の偏狭さとも言えます。

この第二楽章は多くのジャズミュージュシャンがいろいろな編曲をしてとりあげています。先進的な編曲家のギル・エヴァンスとマイルス・デイビスの共作の「スケッチ・オブ・スペイン」が特に有名ですね。他にはMJQやギタリストのジム・ホールなどもとりあげています。

今日はちょっと変わった演奏で、クラシックギターの多重録音で聴いてみましょう。ギター2台のための編曲と同じですが、シンプルでわかり易く、原曲の雰囲気を残したとても良い編曲だと思います。演奏も素晴らしいです。この1人二重奏を弾いているギタリストの馬部雄進さん、管理人の友人の叔父さんです。

【魅惑のアランフェス 第二楽章/馬部 雄進】

スペインの風景を写した動画もとても綺麗ですね。