【弦楽のためのアダージョ】サミュエル・バーバー

サミュエル・バーバーという作曲家の名前は知らなくても、この曲は耳にしたことのある人も多いのではないかと思います。ジョン・F・ケネディの葬儀でもBGMに使われたことのある曲です。

こんなに叙情的な曲なのに、なぜか、葬送の曲みたいに葬儀などで使われることが多いので、作曲者のバーバー自身が不満を抱いていたのも無理もないと思います。あまりに荘厳な感じがするのがイメージ的にそういう使われ方をしてしまうのではないかと思います。

管理人はいつも思うのですが、たいていの人は音楽を純音楽的に聴かないで、その曲のもつ雰囲気や感じ方をビジュアル的に捉えたり、そのときの自分の置かれている状況やそれに伴う感情などと一体化して聴いてしまう傾向があるので、この曲が葬儀に使われたりしちゃうんですよね。ちょっと言いたいことが上手く表現できませんが、「音楽は純粋に音楽として聴こうよ」ということです。もちろん、聴き方は人それぞれ自由ですから、これはあくまでも管理人の音楽に対するアプローチを言ったまでです。

弦楽器(ここでは弓で弾く弦楽器のことを言っています)というのは、他の楽器が入らないと、独自の音の渦が生み出されるような気がします。ただ、弦楽4重奏のように各楽器の個性が明確に出る編成の場合は、弦の持つ独特の荘厳さは出ないと思いますが、この曲のように、かなりの数の弦楽器が集まると、特殊な音世界が拡がる感じがします。弓で弾く楽器は撥音が無くなるからかもしれません。

管理人の感想としては、この曲を始めて聴いた時、ぞくっとくる戦慄を感じたのを覚えています。そのくらいこの曲はインパクトのある曲だと思います。弦楽のためだけに書かれた曲では最高傑作の部類に入ると思います。

今日はN饗の演奏で、演奏は良いのですが、音が悪いのが難点。

【弦楽のためのアダージョ】サミュエル・バーバー

サミュエル・バーバー(Samuel Barber、1910年3月9日 – 1981年1月23日)は、米国の作曲家。
現代作曲家の中では、ロマン的な情緒をたたえた作品を多く書いたことで知られています。聴衆の前ではあまり演奏することはなかったようですが、ピアニストとしても卓越した技量を持っていたと言われています。

Samuel Barber-Adagio for Strings
良い音で聴きたい人はこちらからどうぞ。
レナード・バーンスタイン指揮のニューヨークフィルの演奏です。素晴らしい!

初めて聴いたフルオーケストラの生演奏

管理人がまだ二十歳そこそこの頃、クラシックのオーケストラの演奏を初めて聴きました。当時は東京でもまだ今のように良い音楽ホールが沢山なくて、クラシックの演奏会といえば、上野の東京文化会館がほとんどでした。

オケはニューヨークフィル、世界一金管(楽器)の華やかなオーケストラと当時から言われていました。レナード・バーンスタインが率いてきたわけですが、バーンスタイン指揮のチケットは人気が高く取れなくて、私が聴いたのはピエール・ブーレーズが指揮棒を振った日のコンサート。

ブーレーズといえば、20世紀を代表する現代音楽の作曲家兼指揮者ですが、当時はニューヨークフィルの指揮もしていたんですね。

★補足

記事アップ後にわかりましたが、当時ニューヨーク・フィルはブーレーズが音楽監督をしていたようです。ただ、ニューヨークフィルを率いてきたのは確かにバーンスタインでした。バーンスタインはどういう肩書きで来日したのでしょうか、まあ、音楽とはあまり関係のないことなので、これ以上調べませんが、この記事を読んでどなかたご存知の方がいらしたらコメントしてくれたら嬉しいです。でも、まだこのサイト、インデックスされたばかりで、訪問者もチラホラだと思うので無理ですかね(^_^;)

もう当日はワクワク、ドキドキで最初の曲はワーグナーの「楽劇ニュルンベルグのマイスタージンガー第1幕への前奏曲」最初のジャーンジャージャ、ジャ~ン!(伝わったかな)(笑)これでぶちのめされました。

すごい!と思いましたね。これが生のオーケストラの音なのかと・・・ふくよかで、華やかで、その日は本当に感動で酔いしれました。それがきっかけで東京都交響楽団の会員になりました。ただ、最初に聴いたオケがあまりに華やかな音のオケだったせいか、都響の音はちょっぴりおとなしく聴こえたのも正直な感想です。

「楽劇ニュルンベルグのマイスタージンガー第1幕への前奏曲」聴いてください。この曲はワーグナーの曲の中でもとても勇壮でロマンティックで美しくもある親しみやすい良い曲です。

指揮は「ゲオルク・ショルティ」
演奏は「ウィーンフィルハーモニー交響楽団」です。
こちらも世界でも有数のオーケストラですね。