アコースティックピアノと電子ピアノ

ピアノといえば、普通にアコースティックピアノ(昔からあるピアノのことです)を思い浮かべると思いますが、最近では日本の住宅事情からこの普通のピアノではご近所迷惑となり、普通のピアノを置けない家もかなり多くあると思います。どんなに上手いピアノ演奏でも、音楽そのものが好きではない人や、聴きたくない時に聴こえてくる音楽というのは人によっては非常に不快に感じることもあるようです。そこで最近かなり普及してきたのが電子ピアノです。電子ピアノというと20年くらい前は価格の割には音もひどく、タッチなども普通のピアノには到底比べられないひどいものが多かったですが、最近の電子ピアノはかなりその辺も改良されています。

電子ピアノの利点はなんと言っても、音量調節が可能で、夜中でもヘッドフォンを使えば練習ができるという利点があります。ただ、マンションなどではピアノの音そのものよりも、鍵盤を打鍵するゴトゴト、ゴンゴンという音が階下の部屋に聞こえて苦情がくるということもありますが、防振マットなどもあるので普通のピアノとは比べられないくらい練習するには便利な楽器と言えるかもしれません。なんといっても調律が不要というのは良いと思います。本物のピアノでもきちんと調律されていないものはちょっと気持ち悪い音がしますからね。

音も、10万円前後の普及価格の電子ピアノでもかなり良くなりました。管理人も田舎の家と自宅に2台電子ピアノを置いていますが、田舎のピアノはカシオの製品。こちらは音も若干不揃い、タッチもペコペコで練習用としてみれば充分使えますが、あまり良いものではありません。自宅のはヤマハの製品ですが、こちらは音にムラもなく、タッチもグランドピアノ並みの重さのタッチです。これから電子ピアノの購入を考えている人は、やはり長年のアコースティックピアノの音色のサンプリングを持っている、ヤマハやカワイの製品をお薦めします。音作りが違うような気がします。電子ピアノの最大の欠点はやはり音の伸びが本物のピアノほどにはないことと、響きの豊かさと言う点ではどうしても負けてしまいます。ペダルを踏んだ時の本物のピアノは倍音列の他の弦も共鳴してすごく豊かな響きになります。まあ、反面これは音の濁りも生んでしまうので、演奏の難しさもありますが、上手く弾ければ素晴らしい音で音楽を表現してくれます。

管理人は以前実家に置いていたアコースティックピアノでピアノ・トリオをやっていましたが、その時の録音随分YouTubeにアップしています。以前アップした「黒いオルフェ」という曲のTake2が見つかったのでアップしてしまいました。Take1と比べると演奏は落ちますが、ゆっくり音数の少ない音でも豊かに音が伸びて、やはり電子ピアノでは表現できない味がありますね。後から気が付きましたが、こちらの演奏の方がアコースティックピアノの良さが出ている気がします。弟のドラムは私のピアノと全然合ってないですが、ピアノ演奏そのものはそう悪くないかな・・・と(笑)

【You Are Too Beautiful】

【黒いオルフェ】

テネシー・ワルツ

今日はまた、管理人の若い頃の思い出話。

つまらないと思う人はスルーしてくださいね。

管理人が20代の頃在籍していた会社、とても面白い会社でした。ただ、あまりに出張が多いので結婚を機に辞めてしまったんですが、その会社にいた頃の話です。

出張で仙台へ行くことに。仙台は初めてでしたが歴史のある街だけになかなか綺麗な所でした。ある日、取引先の女性(といっても私より年下の女性です。)と一緒に仕事に行くことに。なかなか可愛い子で仕事も順調に終わり、その子の会社へ戻るのかと思ったら、「今日は私は直帰で良いので、すいませんが家まで送っていって貰えませんか」とのご希望。

場所を聞くと仙台の郊外で結構遠いです。道は知っているからというのでその子の家まで行くことに。普段は電車とバスを乗りついて通っているとのことでしたが、車のほうが早いと言っていました。それでも小一時間はかかりました。その子の家は自然に囲まれたなかなか良い場所にありました。家もりっぱでへ~とちょっとびっくりするくらいの大きな家。出迎えてくれたお母さん、一瞬、お姉さんかなと思ったくらい若くて綺麗な人でした。帰ろうとすると「わざわざ送っていただいたんだからお茶ぐらい飲んでいって下さい」とのお言葉。

お母さんの美しさに惹かれて(笑)、ではでは遠慮なくと通された、応接室?にはアップライトピアノが置いてありました。ピアノを習って1年目くらいの時だったので、ついそのピアノに目が行ってしまい、誰が弾くのか聞いたところ、案の定その女の子が中学生まで習っていたらしいのですが、今はあまり弾いてないとのこと。ここから先が私のちょっと図々しいところ(^-^;)、ピアノを触らしてもらうことに。ボロンボロンと音階などを弾いてみるとさすがに調律をサボっているピアノだけあって、かなりのホンキートンク調の音。

そうこうしていると、いきなりお母さんが「ねえ、(娘さんに私の苗字を聞いてから)〇〇さん、テネシー・ワルツ知ってる?」とのお言葉。一応知ってはいたので、ハイと答えると。「弾けないかしら?」いきなりすごいこという人だなぁと思いつつも、ちょっと待ってくださいと言って、メロディーとコード進行は知っていたので、簡単にキーはCにとって、探り弾きしながら弾いてみました。(こういうことができるのはジャズをやっていたおかげ)するとお母さん「素敵!」と言ってくれました。

話を聞くとテネシー・ワルツ、お母さんの思い出の曲だったようです。この曲、歌詞はちょっと悲しく切ない内容の曲なんですが。その後は三人で話が弾んでしまい、とうとう夕飯までご馳走になってしまいました。あの時の光景は娘さんよりも、色白のとても綺麗なお母さんのことが思い出されてしまいます。テネシー・ワルツを聴くとあの日のことが思い出されます。またまた今日も管理人の思い出話にお付き合いくださいましてありがとうございました。

コメント

[投稿日時] 2013年12月16日 15時09分33秒
お名前 : 山栗

■メッセージ

音楽の楽しみに初めてメールさせていただきます。清里の山栗です。

テネシーワルツは江利チエミで、よく聞きました。もちろん、パティ・ページのほうがいいですね。
このお母さん、恋人をとられた方なのかなそれとも奪ったほうなのかな。

これ実話?朝日新聞の「ティファニー..」のような短編の香りがしました。

若い頃を思い出させてくれました。

Re:コメントありがとうございます。

山栗さん、こんばんは、コメントありがとうございます。
ツイッターでもお世話になっています。この話、もちろん実話ですよ~(^-^)

お母さんに思い出の中身までは聞きませんでしたが、どうだったんでしょうか、
夕食では楽しく歓談してしまいましたからね。

中学生時代の思い出

突然、この音楽サイトに中学時代の思い出を書いてもどうかと思いましたが、まあ、音楽に関連することなので、気楽な気持ちで書いてみることにしました。

中学の時の音楽の先生。若くて綺麗なおねえさん先生でした。(でも、思っていたより年齢は上だったかもしれません)どこの大学か忘れましたが、音大のピアノ科出身の先生でした。この先生、なぜか私のこと目にかけてくれていたんですね。

音楽は好きだったので、何も勉強しなくてもクラスでいつもベスト3の成績だったと思います。ある時縦笛を落として壊してしまい、授業に持っていきませんでした。そうしたら、その先生に「〇〇君、放課後音楽室までいらっしゃい」と言われて、これはてっきり怒られるのだとばかり思っていましたが、放課後音楽室に行くと先生が「〇〇君、笛の余ってるの結構あるからどれでも好きなのあげるから使いなさい」と優しい笑顔で言ってくれました。その時先生が、

「〇〇君、音楽好きよね」
「はい」

実はその頃エレキバンドをやっていたんですが、学校の音楽の授業で聴かされるクラシック音楽も好きでした。でも、クラシックが好きだなどというとバンド仲間からバカにされるので、黙っていましたが、先生の前では素直になっていました。

その時先生の弾いてくれた「ショパンのノクターン」とても素敵でした。

その後も時々放課後、音楽室に遊びに行っていました。時々ピアノも弾かせてもらいました。(う~ん、私の音楽体験にはなぜか年上のお姉さんが関わっている(笑))

この先生、本来の授業のカリキュラムにないことも今思うとやっていたような気がします。ある日のこと皆にある曲をピアノで弾かせるということをやりました。最初のテーマの部分だけですけど、曲はなんと「ヘンデルのサラバンド」でも、これは強制ではなくて弾きたいと思った生徒だけ弾かせるというものだったような気がします。もちろん私も弾いてみました。放課後時々、ピアノを弾かせてもらっていたので、すぐに弾けてしまいました。多分先生が少しやさしく編曲してくれていたんだと思います。

授業の終わりに、「じゃ誰かに弾いてもらおうかな」というので、てっきりピアノをちゃんと習っていた女子が何人かいたので、その子のうち誰かを指名するだろうと思っていたら、なんと!私が指名されてしまったのです。くりびってんぎょうでしたが、大好きな先生のご指名、お断りするわけにもいかず、弾きました。

今思えば、この頃からずっとピアノを弾いていたら、今はもっと色々な曲を弾けたろうなと思いますが、ここで自らピアノを弾きたいと実行に移さなかった自分の責任というかこれは今言っても仕方のないこと。

また今日は管理人の思い出話を書いてしまいました。

で、今日はその音楽の先生が弾いてくれたショパンの「ノクターン嬰へ長調op.15-2」貼り付けておきます。名曲ですね。

【Zimerman plays Chopin Nocturne Op.15-2 】

楽器を演奏する楽しさ

楽器を弾く、管楽器などは楽器を吹くになるかな。全て楽器に当てはめようとすれば「楽器を演奏する」ですね。今日はその楽器を演奏する楽しさについて語ってみようと思います。

管理人、自分で触ったことのある楽器は、ピアノとギターそれにフルート(これは全然ダメだった)というよりなぜか好きになれなかったということがあります。あと、小学校から中学校まではリコーダー。実は管理人小学生~中学校までこのリコーダーの名手?でして(笑)、笑ってはいけません、本当です。小学校高学年の頃は、楽譜があれば、もちろん小学校の教科書に出てくるようなレベルの曲ですが、ほとんど初見で吹くことができました。

小学校5年生くらいの時だったかなぁ、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」の楽譜がなぜか手元にあって、これをリコーダーで吹くという無謀なことをしていたら、隣の家の大学生のお姉さんが、「〇〇ちゃんちょっとおいで」と言われて、そのお姉さんの部屋へ。当時その隣家の方にはとても良くしてもらっていて、そこのおばちゃん(お姉さんのお母さん)にはよくおやつなどももらっていました。家族ぐるみでお付き合いしていたということですね。そういえばそこの家にはお兄さん二人にお姉さん二人の4人も子供がいたんですね。皆良い人たちばかりでした。昔はこういう良い近所づきあいがあったような気がします。

ちょっと話がそれましたが、私を呼んでくれたのは上のお姉さん。R子さんという名前でした。で、そのお姉さんの部屋へ行くとステレオのようなものがあり、「〇〇ちゃんが吹いていたのはこの曲よね」と言って、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」を聴かせてくれました。その時そのお姉さんが出してくれた美味しいお菓子と「〇〇ちゃん、笛上手いね」と、私の吹く笛を褒めてくれた言葉が、今となっては遠い昔の甘い思い出です。でも、そのことがきっかけで益々笛を吹くのが楽しくなったのです。

その後、小学校の卒業式の日に音楽の先生をさしおいて(言葉が良くないですが)美術の男の先生が蛍の光や仰げば尊しを、ピアノで伴奏をしてくれたのです。これを聴いてピアノって良いなと思いましたが、私が住んでいた場所は、神奈川県でも経済的に余裕のある人たちが多く住んでいる場所、それでも当時ピアノを習える子なんて、本当にごく少数の恵まれた家庭の子でした。なので、到底ピアノを弾くなどというのは夢のまた夢と思えました。

その後中学生になりビートルズにハマってとりあえず安く買える楽器ということでギターを手にしましたが、もちろん自己流です。その後もバンドを組んだりしてギターはなんとなくやっていましたが、ジャズスクールに通った時もとりあえず多少は弾けるギターを自分の楽器にしたんですが、やっぱりピアノのことがどこかにあったんでしょうね。ビル・エヴァンスというピアニストのピアノを聴いて、「ああ、やっぱりピアノが良い!」

でも、ピアノでジャズをやるなんて、この歳までほとんど弾いたことのない楽器でやるなんてまず無理・・・だと思い、、一旦ギターは放棄して、「趣味でいいや」と自分を納得させ、とうとうピアノを習うことに。21歳の時です。ピアノもその時に買いました。バイエルは退屈でしたが、その後は自分の好きな曲で弾けそうな曲を自己流でどんどん練習しました。当時弾けた曲はバッハのインベンションが数曲、フランス組曲の中のアルマンド、ショパンの易しいワルツとかop.9-2の有名なノクターンとか、スカルラッティのソナタとか、シューマンの子供の情景の中の数曲とか結構弾けるようになりました。今はちょっと事情があってピアノも休止していますが、また弾きたいなと思っています(※)。今度は本格的にジャズピアノにも挑戦!などと夢は大きく膨らんでいます。

(※最近またピアノを始めました。やっぱり楽しいですね)

楽器を演奏するというのは、本当に楽しいですよ。アマチュアですから下手でも良いんです。自分の好きな楽器を弾いて見てください。最近は大人になってからピアノを弾く人もずいぶん増えています。ピアノは音が大きいので、共同住宅などでは思い切り弾けませんが、最近ではデジタルピアノも、タッチも音色もすごく良くなっていますし、デジタルピアノならヘッドフォンでも練習できますから、ぐっと身近な楽器になったような気がします。楽器を自分で演奏するようになると聴く耳も良くなりますよ。

今日は管理人の思い出話やら、楽器遍歴の長い話になってしまいましたが、最後まで読んでくれた方には感謝いたします。

管理人が感銘を受けたホロヴィッツの「ドメニコ・スカルラッティのソナタL.23」です。
良いですね、ホロヴィッツ、今はこんな貴重な映像が簡単に見ることができるなんて、すごいことですね。