リアル・グループ【Unreal!】

今日ご紹介するのは、日本ではまだそれほど認知されていないアカペラグループ。リアル・グループです。グループ名がThe Real Groupというスウェーデンのアカペラグループです。「アカペラの神様」などといわれることもあるようですが、神様は大げさにしても、最高クラスの実力派アカペラグループであることは間違いありません。

世界のアカペラグループのうち、管理人がベスト3と思えるのは、テイク6、ナイロンズ、そして、このリアル・グループです。ベスト5となるとまだご紹介はしていませんが、オール・フォー・ワンとロッカペラを入れたいと思います。で、このリアル・グループですが、次の5人のメンバーで編成されています。

Margareta Jalkeus(ソプラノ)
Katarina Henryson(アルト)   
Anders Edenroth(アルト)
Peder Karlsson(テナー)
Anders Jalkeus(バス)

5人とも音楽大学で声楽をやっていた人たちなので、いきなりの歌いだしからして、少しの音程の狂いも無いので、皆さんすべて絶対音感の持ち主かなと思われます。3人目のアルトのAnders Edenrothという人は、写真から見ると、どう見ても男性。ライブの動画を見てわかりましたが、キーが女声のアルトとほぼ同じような声ゆえ、アルトということになっているのかなぁ・・・と管理人は推測しています。このアルバムのソプラノのMargareta Jalkeusは2006年に脱退して現在はJohanna Nystrom という人と替わっています。管理人も今このグループのアルバム3枚ほど所有していますが、今度まだ持っていないクリスマスソングのアルバムを買おうかなと思っています。

アルバム名の「Unreal!」のとおり、信じられないようなその素晴らしいハーモニーを聴いてください。曲は管理人の大好きな作曲家のミシェル・ルグランの作品です。この曲もいかにもルグランらしい独特の旋律とハーモニーの曲です。

The Real Group -【What are you doing the rest of your life】

関連動画の「カウント・ベーシー、メドレー」を観て、聴いてビックリ!もしかして本当に世界№1のアカペラグループかもしれないと思いました。ライブなのに少しも乱れない、リズム感も抜群だし、バスの声はあれっ、ウッドベースがはいっているのかな?と思うような正確な音程と音色(声)、CDでも時々入っている女声のトランペットのような音は「Margareta」という女性(長身の美人のほう^^)が出していたんですね。音だけ聴いていたら本当にトランペットみたいです。もちろん5人の醸し出す絶妙なハーモニーも素晴らしい、ストックホルムのライブの50分くらいある長い動画、とうとう全部聴いてしまいました。久々に音楽を聴いてゾクゾクとする感動を味わいました。脱帽!拍手!

The Real Group – Count Basie Medley

Bill Evans-「I Will Say Goodbye」

今日は名盤紹介です。
ビル・エヴァンス・トリオのI Will Say Goodbye

以前から知っていたアルバムなんですが、なぜか持っていませんでした。
ついこの間手に入れて、初めて聴きました。少し前に紹介した「You Must Believe In Spring」に雰囲気がとても似ているアルバムです。演奏は、もちろん!素晴らしいです。しかも、このアルバムの選曲がとても良いのです。

冒頭のI Will Say Goodbyeをはじめとして、ミシェル・ルグラン、ジョニー・マンデル、アール・ジンダーズ、といったエヴァンスお気に入りの作曲家の作品に加えて、ハービー・ハンコックやバート・バカラック、オスカーハマーシュタインⅡ、スティーブ・スワロウなど管理人も大好きな作曲家の作品ばかり。ビルのオリジナルも1曲入っていますが、これもなかなかの秀作。

ビルのピアノは晩年の録音になって音質も大分良くなってきているので、ビル本来の透徹した美しいピアノ演奏スタイルが100%伝わってくるような気がします。晩年の傑作アルバムだと思います。「You Must Believe In Spring」はちょっと寒さが伝わってくるようなアルバムでしたが、こちらはもう少し温かみを感じさせてくれるアルバムです。

それにしても、ため息の出るような美しくも素晴らしい演奏です。なんでこんな素晴らしいピアノを弾ける人が早死にしてしまったのかと思うと残念でなりません。でも、こうして素晴らしい演奏をかなり多く残してくれたので、こうして聴くことができるのは本当にありがたいと思っています。

試聴はタイトルにもなっているミシェル・ルグランの「I Will Say Goodbye」ルグランの曲って本当に良い曲が多いですよね。管理人も大好きです

Bill Evans Trio -【I Will Say Goodbye】

余談です。バート・バカラックと書いて変換したらバーと馬鹿ラックと変換された(笑)ホントPCってバカですね^^;

You Must Believe In Spring-Bill Evans Trio

You Must Believe In Spring・・・・・このアルバムはビルの作品の中ではひときわ美しさの精緻を極めた演奏だと思います。あまりに美しすぎてクリスタルのような冷たさが伝わってきます。アマゾンのこのアルバムについてのレビューが40あまりあったのですが、そのレビューのほとんどがその美しさを絶賛するものばかりなのには驚きました。しかし、ただ単に美しいだけではなく、「美」とは何か?と問われるアルバムでもあるような気がします。

このアルバム全編を通して感じる冷たさは何なのでしょうか?美とは毒をはらんだもののような気もします。ビルのこのアルバムを感傷的という人もいますが、感傷的なものというのはもっと甘くて世俗的な感じのするもののような気がします。このアルバムのビルのピアノは精緻な静寂をともなった破壊への感情が(変な日本語表現ですが)見事なまでにピアノで表現されているような気がします。

エディ・ゴメスのベースもこのビルのピアノにぴったりと寄り添う感じで、その正確なピッチと卓越したテクニックがこのアルバムの完成度を高めています。ビルのアルバムの中でも管理人はこのアルバムが大好きですが、人によっては聴く時を選ぶアルバムかもしれません。管理人はこのような能書きを垂れますが、音楽を聴くときは、純粋に音楽だけ聴いてしまうので、いつでもOKです(笑)

【You Must Believe In Spring】-Bill Evans

いや~、いつ聴いても素晴らしい!

この曲ミシェル・ルグラン作の曲ですが、ミシェル・ルグランって本当に良い曲書きますね。