椎名恵さんのこと

椎名恵さん、という歌手。

最近ではちょっと忘れられた名前ですが、1980年代はその暖かみのある美声と歌の上手さでかなり人気のあった歌手です。その頃は全国ツアーなどもやっていました。デビューはヤマハのライトミュージックコンテストで、その時は特別賞を受賞しました。

椎名さんといえば数多くのヒット曲もありますし、人気ドラマの主題歌や各種CMソングなどもたくさん歌っていたので、一時はかなりテレビでも彼女の歌声が聴けました。彼女はなんと言っても天性の美声、なんというのかなぁ・・・さわやかな声なんだけれど、ちょっと色気も感じさせるまあ、癒される声。これがなんと言っても彼女の一番の特長です。
それに歌唱力も抜群なわけですから、今でももっと聴かれて良い歌手のはずなんですが、今はだいぶ聴く人も少なくなってきている感は否めません。

管理人が思うに彼女は天性の声と歌の上手さがあったのに、オリジナルにちょっとこだわりすぎたのかなぁ・・・・という気もします。確かに初期の頃彼女の作った歌も、何曲かとても良い曲もあります。ただ、どうでもよい(と言っては失礼ですが)あえて言わせてもらえば、他の日本人のソングライターが提供した曲も、つまらない曲がかなり多いのです。ユーミンや竹内まりやが廃れないのはなんといっても、オリジナル曲の良さというものがあります。

椎名さんが自分の歌手としての特性にめざめて、実力派歌手として外国のスタンダード曲などをどんどん歌ってライブ活動をしていたら、もっと違う局面になったかもしれません。これは御本人の歌いたい曲や、音楽に対する志向性の問題なので、外部からとやかく言うことではないかもしれませんが、ちょっと惜しい気もします。

とりあえずここで椎名さんの大ヒット曲を、椎名さんといえばこの曲でしょう。もともとはシャーリーンというアメリカの歌手の 「愛はかげろうのように~I’ve Never Been To Me」という曲のカヴァーですが、この曲に関して言えばオリジナルよりも良いかなと思います。TBS系のテレビドラマ「おんな風林火山」という番組の主題歌にもなっていました。

管理人が録音したNHKのスタジオライブの時の録音をYouTubeにアップしたので、そちらを貼り付けておきます。CDに録音されたものよりもこちらの方が良いかも知れません。曲の終わりのところ、ラストの手前の部分、声がぶれますが、これは椎名さんの声がぶれたのではなく、管理人の録音の音源がカセットテープだったので、少し劣化したためだと思われます。一応椎名さんの名誉のために伝えておきます。

1991年10月 NHKスタジオライブより【Love Is All】

こちらはライブ演奏のコメントです。

You Tube に書かれていたコメントも載せておきます。

★音を外さないなんてのは、当たり前中の当たり前。
最近は歌詞を聞き取れないシンガーも多いし。
そこへいくと、このパフォーマンスは素晴らしい。
音程や発声発音は言うまでもなく見事だし、
こんなに静かに歌っているのに曲に起伏がある。
芝居がかった演出はなくても、こういう歌唱は
胸の奥に深く深く染み込んでくるように思う。

★近頃のヒップホップ系ラブソングが悪いとは思いませんが、
もうこ­んなに綺麗で耳障りのいいバラードが流行る時代は
二度と来ないの­でしょうかね・・・
寂しいかぎりです。

★シャーリーンよりいいよ。原曲超えの日本曲はめったにないです。
カバーシンガーみたいな評価は考え直します。

実は管理人、隠れ椎名ファン(笑)で彼女のCDはほぼコンプリートコレクションしています。一時期彼女の人気が急落した時、中古CD店で大量に彼女のアルバムが出回っていました。それもかなりの安値です。管理人の所有しているCDはその時期に購入したものがほとんどです。

一度だけ彼女にメールを送ったことがあります。どんな内容かというとつまらないオリジナル曲はもう止めて歌手としての実力を活かして、外国の名曲をもっとたくさん歌ったらどうですか?とちょっと失礼な内容のメールだったと思います。その後、彼女のミニライブが横浜の「みなとみらい」でありました。聴きに行きましたが、なんとその時は結構外国のスタンダード曲を歌ってくれました。やはり上手かったですよ。アコースティックピアノ1台の伴奏であそこまで聴かせてくれる歌手はなかなかいません。メールの効果があったかな(^_^;)

その時彼女と握手をしてもらいましたが、その手がとても白くて華奢でホント、白魚のような手でした。YouTubeなどの動画ではちょっと太っている感じがしますが、実物は本当に小柄で華奢な人です。もちろんメールのことは黙秘です(笑)

ちょっと歌と関係のないことを書いてしまいましたが、椎名恵さん、現在はミニライブや歌唱指導などでご活躍とのこと。歌はやめないで細々でも良いですから、これからもずっと歌い続けて欲しいと思っています。