編曲の楽しさ

一般的にクラシック音楽とポピュラー系の音楽の決定的な違いはなに?と云えば、クラシック音楽は完璧に楽譜に書かれていて、演奏者はその1音たりとも楽譜どおりに演奏しなければならないという制約があります。もちろん楽譜は作曲者の頭の中で鳴った音楽を定着させて、誰でも演奏できるようにしてあるわけですが、そこに実際に演奏する場合は解釈などというややこしい問題が出てきます。逆にこの解釈というものがクラシックを演奏する人達や愛好家には面白いことでもあるのですが、作曲者の書いたものがあるわけですから、楽譜どおり演奏すれば作曲者の意図した音楽が出てきます。

ところがポピュラー系の音楽には楽譜はありますが、その殆どがメロディーとコードネームしか書かれていません。ただ、所謂自作自演をするミュージュシャンの場合、自分で作った曲を自分で歌ったり演奏したりするわけですから、そこにはある種の完結性のある音楽があります。なので例えばビートルズの音楽を他の楽器で弾いたりオーケストラに編曲したりしても、確かに曲の良さはありますが、やはりビートルズのオリジナルを凌駕する演奏は出てきません。もちろんそれなりに面白いものはできることはあります。でもそれはオリジナルとは違う別物の音楽になっています。

なのでジャズミュージュシャンなどが演奏する曲はその殆どが「スタンダード」と言われる汎用性のある楽曲ばかりです。ここでいうスタンダード曲というのは素材としての有用性のあるものばかりです。

ちょっと前置きが長くなりましたが、管理人も最近ピアノを再開しました。と云っても、子供の頃から弾いていたわけではなく、習ったのは20代の頃少しだけ、〇〇年のブランクの後再開してからは独学です。趣味の範疇ですから独学でも充分です。普通の理解力があれば、クラシック音楽の楽典なども理解できますし、一応20代の頃ジャズスクールにも通っていたことがあるので、ポップス系ジャズ系の理屈は多少は知っています。なのでクラシックの楽曲を弾くのも楽しいですが、ポピュラー系の曲を編曲して自分で弾くのも楽しいです。編曲といっても全部楽譜には書きません。もちろん大事なところはメモ程度に楽譜に残しますが、簡単な所は手と頭に記憶させます。

ピアノを再開するようになってから、自分のカラオケの18番でもある?(^^;)「Stardust」を編曲してみました。ナット・キング・コールやフランク・シナトラの名唱やいろいろな歌手が歌っている名曲ですが、実はこの曲最初は歌詞が無くインストルメンタルの曲だったんです。この曲については当サイトに詳しい解説もあります。スターダスト「Stardust」 興味のある方はどうぞ。で、編曲したものをちょっと弾き込んである程度様になった時に録音したものをネットにアップしました。ツイッターでツイしてアップした録音もご披露したところ、数人のフォロワーさんからお褒めの言葉をいただいてしまいました。そのうち3人の方はピアノの先生もされている人です。まあ、独学ということと多少の外交辞令はあると思いますが、ちょっと嬉しかったですね。

この曲、実は別バージョンの編曲もあるんですが、こちらは自分で編曲したにもかかわらず、数箇所どうしても弾けないのです。なので易しいバージョンのほうを何回か録音しました。そのうちのひとつをなんと!YouTubeにアップしてしまいました。数箇所ミスタッチもしているし、鉄面皮としか言いようがありません(笑)本当はテーマ部分の演奏の後、数コーラス、アドリブ演奏ができれば、もっと自分でも満足できるんですが、ソロでアドリブとなると、難易度が数段階上がってしまいます。これは後々の課題としました。自分で何かを作るというのはとても楽しいですね。YouTubeにアップしたもの貼り付けておきますので興味のある方はどうぞ。もちろん演奏は下手です(^0^;)

スターダスト「Stardust」

前記事でジャズの名曲は無い、などと書きましたが、ジャズミュージシャンやジャズシンガーといわれる人達が好んで演奏したり歌ったりするスタンダードな名曲があります。そこでジャズの名曲紹介というカテゴリーも作ってみました。

最初に取り上げるのは、しばしば次のようなフレーズで紹介される名曲です。「ホーギー・カーマイケル不朽の名作・・・」こう言えばジャズファンならすぐにピンと来るあの曲です。そう、「スターダスト」ですね。どちらかといえば、インストルメンタルより、多くの歌手に歌われている曲です。最初歌詞は無く、後にミッチェル・パリッシュ(注)という人が歌詞を付けました。

ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael, 1899年11月22日-1981年12月27日)

作者のホーギー・カーマイケルですが、ピアノと歌は6歳の頃から習っていたので音楽的な素養は充分でしたが、インディアナ大学のロースクールで法律を学び、法律家への道を進もうと思っていたこともあるようです。弁護士事務所で働いていたこともあります。音楽の道に専心するきっかけとなったのは、自分の作曲した曲がジャズにアレンジされてラジオから流れたのを聴き、音楽の道へ進む決心をしました。歌もピアノも上手かったので自演の歌もありますが、俳優としてTVの大ヒット西部劇「ララミー牧場」にもカーマイケル爺さんという味のある脇役で出演していたこともある、ちょっと異色の作曲家です。

他の代表作にレイ・チャールズの歌で大ヒットした「ジョージア・オン・マイ・マインド」などがあります。

今日は「スターダスト」といえば、この人というくらいすぐに思い浮かぶ歌手「ナット・キング・コール」の名唱を聴いてください。

【Stardust-Nat King Cole】

実はこの「スターダスト」、管理人のカラオケの18番レパートリーです(笑)
もちろん下手くそです・・・ハハハ

このスターダスト、管理人の編曲&ピアノソロ演奏でYouTubeにアップしてしまいました。アレンジはまあまあ、演奏は下手ですが、良かったら聴いてください(^-^)/

スターダスト【Stardust】-Artenrich

(注)ミッチェル・パリッシュという作詞家については、小柳有美さんという歌手のブログに詳しい略歴があるので、興味のある方はそちらもご覧ください。